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今週のご挨拶

3月26日

【集中するためのカギ】


3月ももう終わりに近づいていますが、まだまだ肌寒い日が続きますね。
桜の開花も遅れているようなので、やはり例年よりも気温が低いのでしょう。
暖かい日が待ち遠しく思いますが、散歩をしているといつの間にか、つくしがたくさん顔を出していました。
「大丈夫、ちゃんと季節はかわってきているよ」と励まされたような気持になり嬉しくなりました。。


先日興味深い記事を読みました。
よくスポーツ選手が試合の前などに決まった動作をする「ルーティーン」というのがありますよね。
野球のイチロー選手が打席に入る前に一連の動きをする、というアレです。
あの動作をすることによって心を落ち着付け集中力を高め、パフォーマンスを向上させる効果があるということで、近年テレビなんかでもよく紹介されています。

そのルーティーンですが、何もスポーツの世界だけで使えるわけではないようです。
集中力が必要な時は世の中にたくさんあります。仕事にしても勉強にしても、しっかり集中して取り組めれば効率が上がりますよね。
だから例えば仕事を始める前に自分の机を拭くとか、勉強を始める前に簡単なストレッチをしてから始めるとか、そういった決まった動作を必ず始める前に行うことによって、ただ漠然と仕事や勉強を始めるよりも、ずっと集中して物事に取り組めるようになるのだそうです。

ルーティーンというのはてっきりスポーツの用語かと思っていたので、この記事には目から鱗でした。
そこで気が付いたのですが、我々真言宗僧侶は仏様を拝む前に必ず「護身法(ごしんぽう)」という、印を結び真言を唱えて身と心を清め、悪いものから身を守るための動作をします。
この護身法もよくよく考えたらルーティーンなのではないか、と気が付いたのです。
それまでは、印と真言にはそれぞれちゃんとした意味があるものなので、その意味にばかり目が行ってしまって、なかなかその動作がルーティーンだということには気づけませんでした。
そして仏さまを拝む前には必ず護身法をするものだ、ということを特に何も考えず、ただ受け入れていたので、だんだん動作が形骸化していってしまい、流れ作業のようにこなすだけになってしまっていました。
そこにこの記事を読んで考え方を改め、拝む前のルーティーンとしてしっかり意識して護身法を行うようにしました。
そうすると以前よりもずっと集中して拝むことができるようになりました。

おそらく仏さまを拝む前に護身法をすると考えた先人も、集中して拝むための準備として護身法を考えたのではないかと思います。
私が護身法をならって随分と経ちます。それまでこのようなことに気づけなかったのは情けないですが、おかげで以前よりもずっと拝むことの意義を見出せるようになりました。

来月から新年度が始まります。
新たな年度をしっかり集中して、より意義深いものとするために、皆さんもご自分のルーティーン、作ってみてはいかがですか?



                               合掌



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