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今週のご挨拶

6月18日

【ちょっとしたものでも忘れると致命的】


昨日6月17日は松江に出張に行き、株式会社ふくしま ラパン母衣町店2階の松江照光会にておつとめをいたしました。
お参り頂いた方、ありがとうございました。
ラパン母衣町店の窓から見える堀川に、たくさん藻が繁殖していました。
梅雨に入っても雨が降らず、水温も上がって繁殖したのでしょうが、もう少し雨が降って欲しいものですね。


さて、今朝の話ですが、朝起きて作務衣に着替えて、朝のおつとめに向かいました。私は近くのアパートから通っているので、車の運転のために最初は靴下をはいて、靴を履いてお寺に向かいます。
そしてお寺に到着してから足袋に履き替えて衣を着るのですが、今朝足袋を履こうとしてあることに気が付きました。
足袋が両方右足のものだったのです。
ご存知の通り、足袋は足の親指とそのほかの指で分かれているので、左右の取り換えが出来ません。

そういえばと思い出すのが、昨日、一歳五か月になる息子が足袋の入っている箪笥の引き出しを開けて、中のものをそこら中に放り散らかしていました。
いつの間にこんな背徳的な遊びを覚えたのかと、息子の非行を嘆いていたのですが、その時に右足だけの足袋と左足だけの足袋をそれぞれセットにしてなおしたのでしょう。今朝になってまさかの二次被害にあいました。
しかたなく、最初に履いていた白い靴下をはいておつとめをしたのですが、衣に靴下というのはなんとなく落ち着かないもので、朝から情けない目に合いました。


お坊さんの身に着けているものって意外に多くて、肌着の上に襦袢を着て、その上から白衣、そして衣を着て、さらにその上から袈裟を付けます。
衣や袈裟は法要によって色々な種類に変えます。お寺にいるときは大丈夫なのですが、外におつとめに行くときはそれらを全部準備しないといけないのでなかなか大変です。
そして何より困るのは忘れ物をした時です。

お坊さんの持ち物、外出先で忘れ物に気づいたからといって、その近所で簡単に買えるものではありませんよね。
だから外出する際はけっこう準備に気を使います。
それで、衣や数珠といったものは忘れることはあまりないのですが、その他の小物類をついつい忘れてしまうことがあります。
ということで、あまり興味はないかもしれませんが、個人的なお坊さんの忘れやすいものを発表します。

まず「経本」。
普段お寺にいる時はお堂の机の上にすでに経本を置いているので、外に行くときについつい忘れがちになります。
いつも唱えているお経を唱える法要なら問題はありませんが、大きな法要になると普段はあまり唱えないお経を唱えたりします。
そうなると、経本を持っていない状況というのは相当に居心地の悪いものになります。さも「わかっていますよ」という顔をして口パクをする。ちょっと度胸がないと心が折れてしまいますよね。

次に「足袋」。
白衣も準備した、衣も袈裟も入れた。念珠も準備している。さあ完璧だ!と思って現地に行って着替えると足袋が入っていない。
立派な衣で下が素足。これもなかなか間抜けですので、気を付けたいものです。(宗派によってはそういう格好もありますが)

次は「雪駄(せった)」
草履(ぞうり)のことですね。
白衣も着ました、衣も着ました。袈裟もつけたし、足袋も履いた。さあ完璧だと思って外に出ようとすると、履物がない。
これも困るんです。
けっきょく履くものがないので、履いてきた革靴を履いたりすると、「着物に革靴」という文明開化を思わせる格好になってしまい、これまたかなり間抜けになります。

最後は「帯」
個人的にはこれが一番忘れた経験が多いです。
襦袢と白衣を着て帯を締めようと思ったらカバンに入っていない。
仕方なく旅館の浴衣の帯を借りたり、梱包用のビニール紐を巻いたりと、外からはわかりませんが、けっこう帯で苦労することが多いです。


といったように、ちょっとしたものでも忘れると致命的になるお坊さんの装束。余裕を持って準備すれば大丈夫なのですが、直前に慌てて準備をすると危険が多いです。
よく移動している間に、「あれ、足袋入れたっけ?」と不安になってます。
やっぱり何事も、余裕を持った行動が大切ですね。

ちなみに、昨日の松江出張では、使う衣を間違えました…
もし皆様の所にお伺いするときに、ちょっと珍妙な恰好をしていても、温かい目で見守ってやってください。



合掌




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